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グリセリルの働きとシャンプーに含まれるグリセリル系成分一覧

グリセリルの働き

シャンプーやメイクアップ化粧品などには、合成界面活性剤が含まれています。 グリセリルもその一種であり、合わせる脂肪酸によっていろいろな種類があります。

グリセリルは、グリセリンと脂肪酸などを合成して生成されるもので、 よく知られているのは「ステアリン酸グリセリル」です。
ステアリン酸は大豆油などの植物系の油脂に含まれている脂肪酸なので 比較的安全性が高く、現在では無添加化粧品や医薬品にも使用されています。 グリセリン自体は透明でとろっとした液体であり、お肌を柔らかくしたり 潤いを与えてしっとりさせる働きがあります。

保湿剤として皮膚を柔軟にすることを目的に多くの化粧品などに使用されています。 ただし、シャンプーなどに配合する際には、脂肪酸と合成して 界面活性剤として配合されています。

界面活性剤とは、油と水を混ぜ合わせる作用によって汚れを落としてくれますので シャンプーや化粧品などには欠かせない成分ですが、 合成する脂肪酸の種類によっては、お肌に悪影響を及ぼすものもありますので 購入の際にはよく確認することが大切です。

以下に、シャンプーなどのヘアケア用品でよく使われるグリセリル関連の成分の効果や問題点をわかりやすく説明しました。自分の手持ちのシャンプーにこれらがあるかチェックしてみてください。

peg-60アーモンド脂肪酸グリセリル

peg-60アーモンド脂肪酸グリセリルは、 アーモンド油から得られた脂肪酸やジグリセリドの混合物に 酸化エチレンを合成した合成界面活性剤です。

アーモンドから抽出した油というと安全なイメージではありますが 完全な合成界面活性剤ですので、あまりおすすめできません。 洗浄力が高く、刺激が強いため、中にはアレルギーを起こす人もいるようです。

シャンプー剤や化粧水、入浴剤などに使われることが多いのですが、 刺激が強いため、注意が必要な成分だといえます。 アーモンド油だけなら保湿効果が高いので有害ではありませんが 洗浄剤として使用するために酸化エチレンと合成することで刺激が強くなってしまうのです。

合成界面活性剤は、現在では必要不可欠なものであるため、 ほとんどの化粧品に配合されています。
ただ、種類が1500種近くありますので、中には毒性の強いものもあれば、 刺激が少なく、比較的安全性の高いものまでさまざまです。

毒性の強いものを長期間使い続けることで体内に吸収されることを考えると できるだけ危険性の少ない、安全なものを選びたいものですね。

ポリエチレングリコールアルキルエーテル

非イオン界面活性剤の一種であり、ポリエチレングリコールアルキルエーテルは その中でもエーテル型、またはエステル・エーテル型になります。 脂肪酸や多価アルコール脂肪酸エステルにエチレンオキシドを付加したもので、 分子中にエステル結合とエーテル結合の両方の特徴を持ち、 ほとんどの場合、乳化剤として使用されています。

非イオン界面活性剤は、産業用の界面活性剤の中では過半数を占めています。 以前は陰イオン界面活性剤に次ぐものでしたが、 今では洗剤やクリーニング、繊維工業などの業界で多く使用され、 その消費量は年々増えています。 非常に使いやすく、浸透性や乳化、分散性、洗浄性などに優れていることが 理由だと考えられます。

特に水と油などの本来溶けあわない液体を混ぜ合わせる乳化作用に優れているため、 産業用としては使い勝手がよいということです。 そのため、流出した油の処理剤にもよく使用されますが、 生分解性は悪く、完全分解するにはかなりの時間を要するのが欠点です。

アルキルグリコシド

非イオン性界面活性剤の一種であり、高級アルコールとブドウ糖などの糖がグリコシド結合したものです。 洗浄力や起泡力に優れているのに皮膚刺激性が弱いことから 現在、大変注目を集めている界面活性剤です。 泡だちがよいことから、食器用の洗剤に使われていますが、 手荒れが少ないというメリットがあることから、手肌に優しい洗剤だということを 謳っている商品が多いようです。

近年注目されるようになった成分であり、歴史が浅いことからどのようなメリット、デメリットが あるのかについてはまだ明らかになっていないのが現状です。 メリットとしては、洗浄力は比較的控えめではありますが、 起泡性が高く、ヘアカラーなどの退色が少ないこともわかっています。 刺激が少ないと言われていますが、それが必ずしも安全性の高さを 物語っているわけではなく、毒性についても判断できる十分なデータが集まっていないということです。

現在のところ、手肌に優しく、生分解性もよいことから 各メーカーも注目しているのは事実であり、洗剤だけではなく、 医薬品や化粧品などにも使われています。

グリセリン脂肪酸エステル

グリセリンの3つのヒドロキシ基のうちの1つまたは2つに脂肪酸が エステル結合したもので、食品添加物として主に使用されている界面活性剤です。 グリセリンと脂肪酸のエステル化反応によってつくられるもので、 脂肪酸の酒類によって白色から淡褐色の液体まで幅広く、 種類によって用途も違ってきます。

古い歴史を持ち、世界的にも広く使われており、 乳化剤市場では約半数を占めるほどの代表的な乳化剤です。

乳化だけではなく、分散、起泡、消泡、湿潤など機能は多岐にわたっているため、 マーガリン、コーヒークリーム、生クリームなどの乳脂肪の乳化を安定させたり、 チョコレートやガムの成分分散作用、アイスクリームなどの生地の起泡、豆腐の消泡などに使われています。 また、制菌作用があることから防腐剤として生ラーメンにも使われています。

グリセリン脂肪酸エステルは、油を吸収しにくくする作用もあるため、 ダイエット用のサプリメントにも配合されています。 最近は、発がん性が問題になったことで知られていますが、 製造工程や管理状態によっては、過酸化脂質となることもあり、 その場合は発がん性の危険もないわけではありません。

ポリグリセリン

複数のグリセリンが結合した構造を持ち、結合の数によって名前が変わってきます。 たとえば、グリセリンが2つ結合していればジグリセリン、3つならトリグリセリンと呼びます。 ただし、結合する数が同じでも結合の形状が直鎖状や環状、分岐状などと違いがあることから ポリグリセリンには非常に多くの種類があります。

グリセリンとは、パーム油や菜種油などを加水分解して得られるもので、 これを他の物質と合わせることで別の物質を作り出すことができます。 たとえば、水酸化ナトリウムと加水分解することで石鹸ができますし、 メタノールで加水分解するとバイオディーゼルになります。 毒性がほとんどなく、とろりとした粘性を持つことから、 医療分野では浣腸液や目薬などにも利用されています。

用途としては、乳化が最も一般的ですが、起泡剤、消泡剤、油脂の結晶調整剤、 でんぷん食材の改善剤、生地調整剤、コーティング剤、洗浄剤など 幅広く利用されています。

親水性部分にポリグリセリンを使用した界面活性剤は、 水分保持特性に優れています。 特に乳液などに配合することでお肌になじみやすい性質を持ち、 しっとりとした使い心地が魅力です。

ポリオキシアルキレン(POE)

オキシとは酸素のことで、アルキレンとは炭化水素のことです。 ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコ―ルなどと同じ構造をしていますが、 より分子量の高さによって、ポリオキエチレンやポリオキプロピレンなどとも呼ばれています。 これらをすべて総してポリオキシアルキレンとよんでいます。

高級アルコールやアルキルフェノールなどの水酸基をもつ原料に 酸化エチレンを付加させることで非イオン界面活性剤を作るときに配合されます。 非イオン界面活性剤の中でもエーテル型に属し、疎水基原料として、 天然系や合成系の高級アルコールを用いており、家庭用から工業用まで幅広く使われています。 親水基は生分解性が高いのですが、残った疎水基は生分解速度が遅いという特徴があります。

水によく溶ける性質があることから洗剤や乳化剤に使われることが多く、 軟膏や化粧品、医薬品のベースなどに用いられています。 また、お湯触りをなめらかにするために入浴剤に配合されていることもあります。 他の界面活性剤に比べて分子量が大きいため、お肌の角層に入り込みにくいため、 皮膚への刺激は少ないのです。

レシチン

グリセロリン脂質の一種であり、自然界のすべての動植物の細胞中の存在します。 もちろん、人間の細胞にも存在しています。 生体膜の主要構成成分であり、レシチンとは、ギリシャ語では「卵黄」を意味します。

元々はリン脂質の一種である「ホスファチジルコリン」の別名として知られていましたが、 現在では脂質製品の総称となっています。 ただし、原料によって「卵黄レシチン」「大豆レシチン」などと呼ばれて区別されています。

レシチンは、油と水を混ぜ合わせて長時間分散させる乳化の働きや 皮膚や粘膜から物質を透過させる浸透作用などがあります。 その作用を利用して、静脈注射用脂肪乳剤や痔、皮膚病の治療薬に利用されています。 体内ではタンパク質と脂肪を結びつける働きを持ち、 レシチンが不足すると、疲労や免疫力低下、不眠、糖尿病などを丸く恐れがあります。

保湿効果が高いため、乾燥による肌荒れ予防や皮膚を柔らかくしてくれます。 さらにお肌への密着性が高く、有効成分を浸透させる力にも優れています。

界面活性剤としては、乳化作用がそれほど強くないため、 単独で使用されることはほとんどありません。 他の乳化剤や油剤などと組み合わせて使われることが多いようです。

リゾレシチン

リゾレシチンは、リゾ化されたレシチンのことで、詳しくは 「リゾフォスファチジルコリン」と呼ばれ、酸素分解加工によって低分子化された リン脂質が主成分です。

レシチンとは、ギリシャ語では卵黄の「レキトス」なら由来している名前で リン脂質のことです。 卵黄や大豆から抽出されますが、特に大豆から抽出されたレシチンには リノール酸やリノレン酸が豊富に含まれています。

トリメチルグリシンリゾ化されたリゾレシチンは、脂肪酸の一部を親水基に変えたもので 水に溶けやすく吸収しやすい性質に変化します。 レシチンは人間の細胞の1つ1つに存在しているものであり、 より正常な細胞に整えて健康を維持するために サプリメントとして摂取している人も大勢います。

優れた生理活性作用をもち、すい臓から分泌されるインシュリンが減少している場合には リゾレシチンが細胞膜を正常化して、腎不全や眼底出血、動脈硬化症などの 症状を緩和、改善してくれます。 特にフコイダンの効果を何倍にも高める効果も認められており、 フコイダンとの相乗効果によって、自己免疫力を高め、 健康を守り、さらに老化も防いでくれます。

スフィンゴリン脂質

スフィンゴシンと脂肪酸が結合したセラミドにリン酸と窒素化合物が結合したものの総称であり、 代表的なものではスフィンゴミエリンやスフィンゴエタノールアミンなどがあります。 動物の細胞膜の中に存在している物質で、特に神経細胞の軸索を 膜のように覆っているエミリン鞘を構成している成分です。 もちろん、人間の体内にも存在しており、スフィンゴ脂質全体の約85%を占めています。 ただし、植物や細菌などには認められていません。

お肌の表皮や角質層など奥深くの細胞まで届いて、自力でセラミドに代謝されることから セラミドが生成されます。 セラミドは人間の細胞に存在していますが、残念ながら加齢とともに減少していきます。 水分を保つ保湿機能や外部の刺激からお肌を守るバリヤ機能を持つもので、 特に哺乳類では生命維持の機能を持つ、大変重要な成分なのです。 セラミドが減少するとお肌が乾燥し、ハリや弾力もなくなっていきます。

ですから、トリメチルグリシンスフィンゴリン脂質を浸透させることで、セラミドが生成され、 お肌のバリヤ機能や保水機能などを向上させることができます。 それだけではなく、肌トラブルを改善したり、お肌の弾力を高めてくれるので、 しわや乾燥を防ぐ効果も期待できるのです。

ポリペプチド

ペプチドとはタンパク質がアミノ酸になる直前の物質であり、 アミノ酸がつながっている個数によって呼び方が変わってきます。 人間の身体を作っているのはタンパク質であり、それはいくつものアミノ酸が集まってできています。 アミノ酸は、血液や脳、内臓、骨、内臓など人体のあらゆる部位を構成しているとても大切な物質です。

アミノ酸のつながりが10個以下のものをオリゴペプチド、 2~3個つながったものをオリゴペプチドと呼んでいます。 ポリペプチドは、多数のアミノ酸が結合してつながったものになります。 小さなポリペプチドとタンパク質は非常に類似しているため、 境界がはっきりしていないようですが、細かい規定によって分類されています。

折りたたまれるような独自の立体構造を形成しており、 ホルモンや抗体などの生理活性を示しています。 体内で消化され、生成されるほか、食品の発酵や熟成などの過程においても 微生物や酵素の働きで生成されることもあります。 トリメチルグリシン効用としては、血圧降下、抗酸化作用、ホルモン調整、神経伝達、免疫調整、抗菌などのほか、 特定保健用食品や健康食品、ペットフード、化粧品などにも幅広く利用されています。


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